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    お金2.0 新しい経済のルールと生き方

    このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - お金2.0 新しい経済のルールと生き方 あとで読む
    インターネットの普及によって、多くの人々が情報共有できるようになった。
    情報の共有によって、今までにない仕組みやサービスが実現されつつある。
    社会の仕組みが変わることで、人々の考え方や価値観にも変化が生じ出している。
    今後の社会はどうなるのか?を考察した本があった。

    お金2.0 新しい経済のルールと生き方 | 株式会社 幻冬舎

    仮想通貨、フィンテック、シェアリングエコノミー、評論経済。
    「新しい経済」を私たちはどう生きるか。
    メタップス創業者が明かす、資本主義の先の世界。

    〈資本主義を革命的に書き換える「お金2.0」とは何か〉
    2.0のサービスは、概念そのものを作り出そうとするものが多いので、既存の金融知識が豊富な人ほど理解に苦しみます。あまりにも既存社会の常識とは違うので「今の経済」のメインストリームにいる人たちにとっては懐疑や不安の対象になりやすいといった特徴もあります。そして、それこそが全く新しいパラダイムであることの証でもあります。本書ではまずお金や経済の仕組みから、テクノロジーの進化によって生まれた「新しい経済」のカタチ、最後に私たちの生活がいかに変わるか、の順番に解体していきます。



    お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)
    佐藤 航陽
    幻冬舎
    2017-11-30


    目次

    はじめに

    第1章 お金の正体

    ・3つのベクトルが未来の方向性を決める
    ・急激に変わるお金と経済のあり方
    ・お金とは何か?
    ・お金が社会の中心に位置付けられた資本主義
    ・中央銀行の仕組み
    ・仮想通貨は鏡の世界?
    ・膨大なデータから見えてきた「経済システム」の構造
    ・経済とは「欲望のネットワーク」
    ・人の手で経済は創れるか?
    ・発展する「経済システム」の5つの要素
    ・経済に持続性をもたらす2つの要素
    ・ビットコインに感じた「報酬設計」の秀逸さ
    ・「経済システム」の活用
    ・持続的に成長する組織の条件
    ・勝手に拡大するサービスを作るには?
    ・「小米(シャオミ)」に学ぶ経済圏の作り方
    ・経済と脳の深い関係
    ・進化する、脳が欲する「報酬」の種類
    ・脳は飽きやすい――変化と不確実性
    ・快感は他人との比較によって高まる
    ・ゲームとは報酬回路を人工的に刺激する「優れた装置」
    ・快楽物質は強力すぎる諸刃の剣
    ・「自然」は経済の大先輩
    ・経済と自然の根底にある同一システム
    ・企業経営を通して学んだ「ビジョン」の重要性
    ・有機的なシステムとしての経済
    ・マトリョーシカ人形のような入れ子の構造
    ・自然の秩序に反したルールの危険性
    ・ダ・ヴィンチには見えていた“ひとつの世界”

    第2章 テクノロジーが変えるお金のカタチ

    ・テクノロジーの変化は点ではなく線で捉える
    ・今起きているのはあらゆる仕組みの「分散化」
    ・分散化する社会とシェアリングエコノミー
    ・中国がリードするシェアの世界
    ・「評価経済」でまわる中国
    ・国家を代替するトークンエコノミーの可能性
    ・トークン化する世界
    ・完全に分散した経済システム:ビットコイン
    ・「自律分散」という次世代の成功モデル
    ・AIとブロックチェーンによる無人ヘッジファンド
    ・中国の無人コンビニ
    ・テクノロジーによって経済は「作る」対象に変わった

    第3章 価値主義とは何か?

    ・限界を露呈し始めた資本主義
    ・資産経済の肥大化と金余り現象
    ・お金にはなりにくい「価値」の存在
    ・社員の満足度を投資判断の材料にするファンド
    ・資産としては認識されないデータの「価値」
    ・資本主義から「価値主義」へ
    ・「価値」の3分類
    ・資本主義の問題点をカバーする「価値主義」
    ・「共感」や「感謝」などの内面的な「価値」の可視化と流通
    ・「評価経済」の落とし穴
    ・社会的な価値・ソーシャルキャピタルの可視化
    ・営利と非営利の境界線が消える
    ・経済と政治の境界も消える
    ・ベーシックインカム普及後の「お金」
    ・「経済」は選べばいい
    ・複数の経済圏に生きる安心感
    ・「時間」を通貨とする経済システムの実験
    ・タイムバンクとVALUの正体
    ・デジタルネイティブからトークンネイティブへ
    ・「価値主義」とは経済の民主化である

    第4章 「お金」から解放される生き方

    ・人生の意義を持つことが「価値」になった世代
    ・若者よ、内面的な「価値」に着目せよ
    ・「儲かること」から「情熱を傾けられること」へ
    ・人間の心は放っておくとすぐサビる
    ・「お金」のためではなく「価値」を上げるために働く
    ・枠組みの中での競争から「枠組み自体を作る競争」へ

    第5章 加速する人類の進化

    ・お金にならなかったテクノロジーに膨大なお金が流れ込む
    ・電子国家の誕生:エストニア
    ・宗教と価値主義
    ・「現実」も選ぶ時代へ
    ・人類の経済圏は大気圏を突破する
    ・「お金」は単なる「道具」である

    おわりに




    ●メモ

    (p.106) 第1章 ダ・ヴィンチには見えていた“ひとつの世界”

     『モナ・リザ』を描いて芸術家として有名なレオナルド・ダ・ヴィンチは、音楽、建築、数学、幾何学、解剖学、生理学、動植物学、天文学、気象学、地質学、物理学、光学、力学、土木工学など様々な分野で類い稀な才能を発揮し、あまりにも何でもできるので「万能人」と呼ばれていました。ただ、私は彼が多才であったという点では違う考え方を持っています。それは、ダ・ヴィンチには「全てが同じものに見えていたのではないか」という仮説です。

     彼が生きた時代は今ほど細分化されていませんでした。ダ・ヴィンチは宇宙や自然を含んだ万物に対する類い稀な探究心と創造性を持っていた人物であり、それが様々な面で発露した結果、彼が多才なように多くの人の目に「映った」のではないかと思います。つまり、彼はこの世界の全てを理解するという「1つ」のことに長けた天才だったのではないかという予想です。彼は著書の中でこんな言葉を残しています。

    「私の芸術を真に理解できるのは数学者だけである」

     私たちからすれば全く関係ないように思える「芸術」と「数学」を、彼は同じものと捉えていたのかもしれません。



    (p.166) 第3章 「価値」の3分類

     私たちが普段「価値」という言葉を使うときには、色々な意味が混ざり合って含まれています。実際は、世の中で使われている価値という言葉は3つに分類されます。それは①有用性としての価値、②内面的な価値、③社会的な価値、の3つです。

    ①有用性としての価値
     これは最も馴染みが深く資本主義がメインに扱う価値です。経済、経営、金融、会計などで価値という言葉が出たらこの有用性・有益性・実用性としての価値を指しています。一言で言えば、「役に立つか?」という観点から考えた価値です。現実世界で使用できる、利用できる、儲かる、といった実世界での「リターン」を前提にした価値です。基本的には現在の枠組みで資本に転換できるものを前提とした価値です。なので、直接的にお金に繋がらない、現実世界で利用できないものは有用性としての価値はないということになります。

    ②内面的な価値
     実生活に役に立つか?という観点とは別に、個人の内面的な感情と結びつけても価値という言葉は使われます。愛情・共感・興奮・好意・信頼など、実生活に役立つわけではないけれど、その個人の内面にとってポジティブな効果を及ぼす時に、価値があるという表現を使います。有用性としての観点で考えると、個人が心の中でどんなことを思っているかは関係ありませんし、それらの感情が役に立つといったことはありません。感情は消費する、役に立つといった実用性とは無縁だからです。ただ、美しい景色を見た時、友達と過ごして楽しかった時、それらには価値があると表現しても特に違和感はないはずです。

    ③社会的な価値
     資本主義は個人の利益を追求していくことが全体の利益に繋がるという考え方です。一方で、慈善活動やNPOのように、個人ではなく社会全体の持続性を高めるような活動も私たちは価値があると表現します。金融や経営の視点から考えると、社会全体の持続性を高めるような行動はただのコストに過ぎず、少なくとも価値があるとは言えません。ただ、砂漠に木を植える人たちや、発展途上国に学校を作ったりする人の行動に価値を感じる人は多いと思います。

     このように一言で「価値」と言っても、私たちは3つの異なる概念を区別せずに使っていることがわかります。そして、いずれも私たちの脳の報酬系を刺激する現象であり、脳からしたら等しく「報酬」と捉えることができます。



    (p.253) 第5章 「お金」は単なる「道具」である

     お金という存在は色々とネガティブな感情をくっつけて語られることが多いと思います。

     例えば、「格差」という言葉を聞いた時に何を思い浮かべるでしょうか? 多くの方はネガティブなこと、悪いことであると感じるはずです。そして、この言葉にネガティブな感情を抱いてしまうと、その感情を鎮めるためにわかりやすい「悪者」を見つけようとしてしまいます。
     誰か世の中に悪い人間がいて、その悪者のせいで多くの人が永遠に厳しい生活を強いられているという風に、感情を軸に答えを探そうとしてしまいます。そして、わかりやすい「スケープゴート(生贄)」を見つけては、袋叩きにして憂さを晴らします。感情的な不満を解消して溜飲を下げることには成功しますが、これによって「格差」という問題が解決することなんてことは永遠にありません。1人の個人が格差の要因になるほど、社会全体は小さくも単純でもないからです。仮にそうであったとしても、その「悪者」がいなくなっても次の「悪者」が出てくるだけで、根本的な解決には繋がりません。
     これは感情的な偏見をもって臨んでしまった結果、「格差」という構造的な欠陥を解決するはずが、感情的な不満を解消することに問題が途中で「すり替わって」しまう典型例です。



    (p.257)

     たくさんのお金を動かしている人ほどお金が好きな拝金主義者や守銭奴のような印象を持っている人がいますが、実際は全くの逆です。よりたくさんのお金や経済を動かしている人ほど、お金を紙やハサミやパソコンと同様に「道具」として見ています。そこに何の感情もくっつけていません。純粋に便利な道具という認識を持っているからこそ、それを扱う時も心は揺れませんし、冷静に判断をし続けることができます。
     一方で、お金がうまく扱えずに困っている人ほど、お金に特別な感情を抱いていることが多いです。私もそうでした。それがないことによって起きる困窮や不安から、お金に感情をくっつけてしまい、道具以上の意味を感じてしまいがちです。お金や経済を扱うためには、お金と感情を切り離して1つの「現象」として見つめ直すことが近道です。

     おそらくトークンネイティブのような世代が誕生してくる頃には、こういった話は意味がなくなっているでしょう。その頃には、お金がただの「ツール」であることは語る必要がないほど浸透して常識になっていると考えているからです。私たちがお金に特別な意味を感じていた最後の世代になるでしょうし、そういう未来の到来を早めることが私たちの世代の人間の仕事だとも思っています。

     最後に、本書を読んでくださった方々がお金を「ツール」として深く理解することで、今まさに始まりつつある「新しい経済」をうまく乗りこなし、自分のやりたいことが実現できることを強く願っています。



    (p.260) おわりに

     本書はこれで一区切りとなりますが、これからもまだまだ新たなテクノロジー、新たな概念は誕生し続けていき、私たち人類が積み重ねてきた常識を新しく塗り替えていってくれるでしょう。誰もがまだ気がついていないこの世界の真実も、熱狂的な探求者たちが解き明かし、これからも世の中を何度も驚かしてくれると思います。

     アインシュタインがこんな言葉を残しています。

     空想は知識よりも重要である。知識には限界がある。想像力は世界を包み込む。
     大切なのは、疑問を持ち続けることだ。神聖な好奇心を失ってはならない。

     アインシュタインは、当時絶対的な真理とされていたニュートンが発見した「常識」を覆しました。そしてそのアインシュタインが発見した世界の見方すらも、たった今新しい発見によって覆されようとしています。

     つまり、私たちの周囲を覆っているあらゆる常識や概念は、全ての人間の「想像力」の産物に過ぎず、それは次の時代の人々によって上書きされ続けていく「発展途上」なものに過ぎません。「かくあるべき」「かくあらねばならない」などということは本当は存在せず、人間はどんな空想も現実に変えることができ、どんな存在を目指すこともできます。必要なのは、アインシュタインの言う通り「好奇心」と「想像力」を絶やさないことです。

     人間は、年を経るごとに多くの思い込みや偏見が溜まっていき、社会のしがらみに縛られていくうちに、ありのままに物事を見て自由に想像するということが難しくなっていきます。

     その最たるものと言える過去の人たちの想像の産物である「お金」に対して、自由に想像して「もしかしたら自分が気づいていない別の切り口があるのかも?」と考えてもらうキッカケに本書がなってくれたら良いなと思っています。



     私自身も、これから何度も訪れる新しい世界にいつまでもワクワクしながら飛び込んでいけるような存在であり続けたい、そう願っています。最後までお読みいただきありがとうございました。

       2017年10月23日 佐藤航陽






    「お金」と「評価」が取引の手段として使われるようになっていくのでしょう。
    資本主義経済と評価経済が並行して存在するとき、「お金」の形は今とは違う形/機能を持っているはずです。
    誰でも発行できる仮想通貨は、銀行の「信用創造」と「マネーサプライ」の調整方法を変えるでしょう。
    価値=評価=情報も、取引の手段として使われるようになると、「黄金律」(Golden Rule)が資本主義経済に組み込まれることになるでしょう。
    「黄金率」の問題点は、
    ・喜び=好き=良い
    ・苦しみ=嫌い=悪い
    という定義が、人によって違うことです。各人の経験の構成が違うので定義に相違点が出ますが、共通点に基づいた定義を共有すれば、評価経済は実用化できるでしょう。
    「黄金率」を可視化、実用化するには、P2Pアプリが必要です。
    本書を参考にして、引き続きP2Pの研究を怠らないようにしておこうと思います。
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