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    ビジュアル ロジカル・シンキング (日経文庫)

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    デザイン思考の一部を形成する「ロジカル・シンキング」について、分かりやすい解説本がありました。

    日経の「ビジュアル ロジカル・シンキング」という本です。

    ビジュアル ロジカル・シンキング (日経文庫) (日経文庫ビジュアル)
    平井 孝志 / 渡部 高士
    日本経済新聞出版社
    2012-04-14
    ¥ 1,080


    「ロジカル・シンキング」という言葉が指し示す実体は、平易な日本語に置き換えると「部分最適化」である、と思いました。
    それにしても、「スノッブ」な話には、カタカナ用語が氾濫していますねw
    (日本語ではなく、外来語を使うと、ありがたみが増すという錯覚に陥っている人が多いのかも!?)

    ●目次

    第1章 ロジカル・シンキングは仕事の常識
     1 ロジカル・シンキングとは「正しく考える」こと
     2 基本はピラミッド構造とMECE
     3 ピラミッド構造で論理力を高める
     4 「モレなくダブリなく」考えるのがMECE
     5 ロジカル・シンキングで思考スピードをアップ
     6 ビジネスにすぐに役立つロジカル・シンキング
     7 そもそも「考える」とは結論を出すこと
     ●Coffee Break 視点を広げるラテラル・シンキングとは

    第2章 ピラミッド構造で論理的に考える
     8 物事を分解しながら具体性を高める
     9 分解の最初の切り口(ゴールデンカット)が大切
     10 同じレベルのキーワードを並べよう
     11 1つの箱に入れる項目は明確に定義する
     12 展開しない「風鈴」はダメ
     13 ピラミッド構造は四則演算の集まり
     14 三段論法で論理を作り上げる
     15 暗黙の前提による議論のズレには要注意
     16 論理のブラックボックス化を避ける
     17 「逆」「裏」「対偶」の法則で論理をチェック
     18 帰納法は、現地現物に基づく強力な思考法
     19 反例には弱い帰納法
     20 論理の外にも考えを巡らせる
     21 サンプリングの偏りに気をつける
     ●Coffee Break 弁証法で新しい答えが見つかるか?

    第3章 モレなくダブリなく考える
     22 まずは「ビッグピクチャー」から始めよう
     23 考えている範囲によって答えは変わる
     24 モレなく考えることで的をはずさない
     25 経営学のフレームワークの多くはMECE
     26 MECEを「見える化」する面積図
     27 「時間軸」と「空間軸」で発想を広げる
     28 マトリックスは優先順位を決める有効手段
     29 ダブリをなくして効率を上げる
     30 わからないときはグルーピングから始める
     ●Coffee Break 「2軸で考える!」はなぜパワフル?

    第4章 ロジカル・シンキングで問題解決
     31 問題とは、あるべき姿と現状のギャップ
     32 問題は「What」から「How」へと進んでいく
     33 問題発見の4Pを活用する
     34 立場によって問題は変わる
     35 常にその時点での答え「仮説」を持とう
     36 イシューツリーで「仮説」と「論点」の構造を明らかに
     37 「80/20」の法則を問題解決に生かそう
     38 仮説は、新しい発見によって進化していく
     39 なぜを5回繰り返す
     40 様々な切り口から問題解決の糸口を探す
     41 Why so?/So what?/True?を常に繰り返す
     42 イシューツリーは効率的な仕事の進め方そのもの
     ●Coffee Break フェルミ推定のフェルミって誰?

    第5章 思考の質を高める
     43 情報量と思考量は反比例する
     44 すべてを健全に疑ってみる
     45 現象ではなく構造(システム)を考える
     46 鳥の目・虫の目で考える
     47 セルフディベートの勧め
     48 グラフで考える
     49 擬似相関を見抜く
     50 キーワードに逃げず、とことんまで考え抜く
     51 一般解で満足せず個別解を探す
     52 何のために考えているのかを忘れない
     ●Coffee Break 「わかる」けど、「できない」?

    第6章 説得力を高めるロジカル・コミュニケーション
     53 アンサーファースト:まずは結論から
     54 重要なポイントは3つ!
     55 説得力が増すCRFの原則
     56 事実・認識・意見は明確に分ける
     57 一次・定量的・中立的情報を重んじる
     58 パワーポイントをうまく活用する
     59 ストーリーがヒトの心を動かす
     ●Coffee Break 30秒以内に伝えるエレベータートークとは

    第7章 ロジカル・シンキングの訓練法
     60 日常の出来事をいろいろと分解してみる
     61 本質的な問題にチャレンジする
     62 数字感覚を養う
     63 「勝手にテコ入れトレーニング」を行う
     64 頭の引き出しを増やす
     65 未来のシナリオを作ってみる
     66 思考の「見える化」をする
     67 宙ぶらりんに耐える
     68 常にワンランク、ツーランク上の立場で考える
     69 SMARTに考えよう




    ●「問題」の定義

    本書を読んでいて、面白いと思ったのは、「問題」という言葉の定義でした。

    (P.76より引用)

    31 問題とは、あるべき姿と現状のギャップ

    問題とは、あるべき姿と現状とのギャップです。
    解決策は、そのギャップを埋める方法ということになります。
    あるべき姿や、現状を正しく理解できていなければ、問題解決に結び付くことはありません。


     問題を正しく捉えることは、それを解決し、それを解決し、成果を出していくうえで、きわめて重要です。
    まず最初に考えるべきは、「どうやって解くか?」ではなく、「何を解くべきか?」ということです。
    「問題」は、「あるべき姿」-「現状」というピラミッド構造であらわすことができます。
    つまり、問題を明確にするためには、あるべき姿や現状をハッキリとさせなければなりません。
    もし、あるべき姿と現状の間にギャップがなければ、そこには問題がありません。
    あるいは、あるべき姿と現状の間のギャップが、埋めることのできないものであれば、それはそもそも解決不可能なので、問題とすべきではありません。
    たとえば、100メートルを15秒で走る高校生にとって、15秒で走ることが目標であれば、そこに問題は存在しないことになります。
    7秒を目標にしてしまうと、どんな努力をしてもおそらく実現できないため、これも問題にはなりません。
    7秒と15秒のギャップは、どんなピラミッド構造で分解していっても埋まることはなく、ロジカル・シンキングで解決することはできないからです。

     現実の世界で最も恐ろしいことのは、「間違った問い」に「正しい答え」を出してしまうことです。
    それは状況をどんどん悪化させてしまいます。



    MECEのカバー範囲は、森羅万象ではなく、一部分を切り取った限定的な範囲でしょう。
    だから、ロジカル・シンキングで解決できる問題は、全体の中の一部分であり、「部分最適化」を行っていると言えます。

    デリダ等の言う「差異」は、相対的な世界で、世界を構成する要素となります。
    相対的な差異とは、理想と現実のギャップであり、そのギャップを埋めることが最適化=問題の解決=差異の解消、と考えると分かりやすいですね?

    「理想」とは何か?の定義によって、差異が決定されます。
    =「現状」がスタート地点となり、「理想」がゴール地点となります。
    =スタートからゴールまでの道のり、差異が「問題」「チャレンジされるべき課題」となる、と。

    (1) (相対的な世界における)「部分最適化」から「全体最適化」へとステップアップするためには、「理想」とは何か?を規定する必要があります。
    (2) 相対的な世界における「全体最適化」が完了したら、次のステップとして、相対的な世界から絶対的な世界への橋渡しを行うことになるでしょう。
    なぜなら、普遍的な「理想」というものがあるとしたら、「相対」と「絶対」の両方の世界で、一貫して存在しうる「理想」でなければならないからです。

    机上の空論ではなく、実在するたくさんの状態の中で、普遍的な「理想」と呼べる状態が1個でもあるとすれば、それは「差異」が生じなくなった状態でしょう。
    理想とのギャップ=差異が生じなくなって、常に理想に収束(吸収?)される状態があれば、それは普遍的な「理想」と呼べるのはでないでしょうか?

    (↑言葉による概念の羅列だけでは、意味が分かりにくい説明になりがちなので、イラスト等を用いて、図で表現すると分かりやすくなるかもしれませんね?)

    本書「ビジュアル ロジカル・シンキング」は、見開きの左右2ページで1つの項目を説明する形式になっていました。
    ・左ページ: 文章で説明
    ・右ページ: 図解で説明
    文章と図解のセットで説明すると、わかりやすくなって良いと思いました。

    当ブログでも、図解を活用して行きたいと思います。
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