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    ユーリア・エンゲストロームの「拡張的学習」

    このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - ユーリア・エンゲストロームの「拡張的学習」 あとで読む
    日本の教育制度は、
    (1) GHQの要請: 衆愚政治のための隷属化
    (2) 経済界の要請: 社畜を育てる牧場
    を目的として設計されています。

    自分の頭で考えて、事業を興す方法は、日本の学校では教えていないので、日本は没落してしまいました。
    この泥沼から這い出るためには、「自分の頭で考えること」が必須です。
    思考停止した人間は、不幸から脱却することができません。

    ●教育理論
    日本の学校に欠けている教育理論が紹介されていました。

    工学院 高橋一也先生 教育界ノーベル賞目前 | 21世紀型教育を創る会

    3月 5, 2016
    英国の国際教育団体「バーキー財団」が創設した「グローバル・ティーチャー賞」の最終候補者10人の中に、工学院大付属中・高校の高橋一也先生が選ばれた

    エンゲストロームの理論は、フィンランド、ヨーロッパ、アメリカ、そして世界へと広がり、政治経済、文化、歴史的パースペクティブなどが複合した学習理論で、世界標準になっています。ところが、アクティブラーニングを提唱する我が国の教育行政では、まだまだ浸透していません。

    それゆえ、高橋先生の今回のTOP10入りは、日本の教育と世界の教育の違いをはっきりと映し出した形になります。世界中で「教育ノーベル賞」の話題は盛りあがっているのに、日本では様子をみながら報道されています。なぜ様子をみなければならないのか?それは、日本の教育において、エンゲストローム理論が抜け落ちているからです。

    そのような日本の教育の状況の中、2月24日、馳 浩文部科学大臣は「グローバル・ティーチャー賞」の最終候補者10人に選出されたことを極めて重視し、高橋先生と教育について対話したようです。これを機に、日本の教育が、高橋先生のように、幅広い視野で学問的「学びの理論」を研究し、それを実践していけるシステムに再構築されることを期待したいと思います。学問と実践の両立ができる学校システム。最も大きな教育改革となるでしょう!



    拡張による学習―活動理論からのアプローチ
    ユーリア エンゲストローム / Yrj¨o Engestr¨om / 百合草 禎二 / 庄井 良信 / 松下 佳代 / 保坂 裕子 / 手取 義宏 / 高橋 登
    新曜社
    1999-08-05
    ¥ 3,780


    ●ユーリア・エンゲストローム
    ユーリア・エンゲストローム(Yrjö Engeström)氏は、ヘルシンキ大学・活動理論と開発作業研究センター(Center for Activity Theory and Developmental Work Research)の博士です。

    Yrjö Engeström, Professor | CRADLE - Center for Research on Activity, Development, and Learning - University of Helsinki - Faculty of Behavioural Sciences

    Yrjö Engeström, Professor | University of Helsinki - Center for Activity Theory and Developmental Work Research

    ユーリア・エンゲストローム

    ●拡張的学習
    生涯学習・成人教育に関する先行理論の検討 | 広島大学 山田薫

    生涯学習・成人教育に関する先行理論の検討
    赤尾勝己編『生涯学習理論を学ぶ人のために』の分析を通して

    4-1.エンゲストロームとは
    ユーリア・エンゲストロームは,ヘルシンキ大学・活動理論と開発作業研究センター(Center for Activity Theory and Developmental Work Research)に所属する成人教育学博士である。
    文化的・歴史的活動理論や開発作業の研究に関心を寄せており,組織化作業の新しい方法としての協働構成における拡張的学習に注目している。

    4-2.「活動理論・活動システム・拡張的学習サイクル」ついて
    「拡張的学習サイクル」とは活動理論に基づいた 1 つのモデルである。
    よって,まず「活動理論」および,その分析単位である「活動システム」について示す。(別添資料1)

    活動理論とは,「人間の協働的・社会的な実践活動のシステムを分析対象にして,その新たなデザインを実践現場で生み出そうというもの」である。
    この分析単位となっているのが「活動システム」である。
    つまり,現場(例えば,学校現場や医療現場など)の社会的実践を捉える理論的枠組みとなるのが「活動システム」であり,このシステムで自らの仕事や組織を新たにデザインしていくプロセスを「活動理論」という。

    では,「活動システム」について具体的に見ていく。
    活動システムの基本となるのは,「主体」と「対象」と「コミュニティ」の互いの関係である。
    「対象」というのは,集団的活動がめざしていく動機であり,働きかける「素材」や「問題」のことである。
    この基本関係を軸にして全部で6つの構成要因によって成り立っている。
    図の上部にある「人工物」とは,「主体」が「対象」に働きかける時に用いる道具や手段となるものである。
    これには,物だけでなく,理論やアイディアなど物質をして存在しないものも含まれる広い概念である。
    また,図の下部にある「ルール」は社会的な規範,統制や慣習のことであり,「分業」は,知識や課題によって分けられるものと,権力や地位によって分けられるものを指す。

    以上の全てが関連しあっているのが活動理論であり,基本的関係である「主体」「対象」「コミュニティ」は私たちが直接,行為として目にするものであり,その他の部分は行為としては目に見えない基底部分である,というように分けられる。

    では,この活動システムが,活動システムを編み直し,新たにデザインしていくことへどのようにつながるのか。
    これは,活動システム内に現れる「矛盾」がポイントとなっている。
    相互関係を表す矢印には,問題状況が生まれる。
    それが見出されることで,活動システムの全体的な「矛盾」が明らかになる。
    この「矛盾」が自らの実践活動を見直し,発達させていくための原動力となっている。
    つまり,矛盾が増えるほど,あらゆるところに疑問を抱き,個人が協働して新しいビジョンを生み出し,集団を変化させていく。
    この仕組みをモデル化したものが「拡張的学習サイクル」である。

    拡張的学習のサイクルにおける矛盾とそれに対する戦略的な学習活動

    拡張的学習サイクルとは,「現在の実践活動の文化・歴史的文脈を拡張し,これまでに存在しなかったような協働的実践活動の新しいパターンを構築する学習活動」である。
    具体的には以下の通りである。
    「拡張」は,ある個人の「疑問」「逸脱」「違和感」「批判」「探索」などから出発する。
    これをもとに分析し,新しい方法の計画・検証を行う。
    その検証結果から,また新たな矛盾にぶつかり,さらに改善した方法を実行する。
    最後はこれまでのプロセスそのものを反省したうえで再構成し,新しい実践を統合・強化していく。
    この一連のサイクルを現場の活動システムの中で協働的に行っていくというものである。
    つまり,「なぜ」という日常における疑問を出発点として,実践へと転換し,反省するという過程を繰り返しながら集団的に拡張し,「学び合い」「育ちあう」ことで,最終的に具体的な新しい実践を生み出していくというものである。



    生涯学習理論を学ぶ人のために―欧米の成人教育理論、生涯学習の理論と方法

    世界思想社
    2004-07-20
    ¥ 2,052


    拡張による学習―活動理論からのアプローチ(ユーリア・エンゲストローム) - Holidaze Ramble

    ■学習とは
    学習は固有の対象とシステム構造を会得するという考えは、以前からあった。
    しかし著者は、学習活動の本質とは客観的かつ文化(歴史)的に、社会的な新しい活動の構造(新しい対象、新しい道具)を生産する事だと言う。P141
    私はこのような行為は「学習」ではなく「創造」あるいは「文化」と補えていたので、この考え方は初めてでした。



    拡張的学習とは、弁証法的止揚と似ていますね?

    止揚 - Wikipedia

    止揚(しよう、独: aufheben、アウフヘーベン)は、ドイツの哲学者であるヘーゲルが弁証法の中で提唱した概念。揚棄(ようき)ともいう。

    解説
    ドイツ語の aufheben には、廃棄する・否定するという意味と保存する・高めるという二様の意味があり、ヘーゲルはこの言葉を用いて弁証法的発展を説明した。つまり、古いものが否定されて新しいものが現れる際、古いものが全面的に捨て去られるのでなく、古いものが持っている内容のうち積極的な要素が新しく高い段階として保持される。
    このように、弁証法では、否定を発展の契機としてとらえており、のちに弁証法的唯物論が登場すると、「否定の否定の法則」あるいは「らせん的発展」として自然や社会・思考の発展の過程で広く作用していると唱えられるようになった。
    国語辞典などでは、違った考え方を持ち寄って議論を行い、そこからそれまでの考え方とは異なる新しい考え方を統合させてゆくこと、という説明がなされることがある。



    時代は、常に推移しています。
    過去にはなかった道具や文化が生じて、人々の表面的なライフスタイルも変わって行きます。
    携帯電話、スマートフォン、人工知能…etc.

    大衆のうち、情報に流されやすい層は、セル・オートマトンのような活動の伝播を示すでしょう。
    情報の伝播過程で、単純に右から左へ流すのではなく、止揚によって情報の真偽を判断する材料を追加することが大事です。
    ただの情報のコピー、シミュラークルでしかない伝播から、止揚によって、情報の真偽を判定するためのメタ情報が付加されていけば、情報の真偽を精査しやすくなるでしょう。

    セル・オートマトン - Wikipedia

    セル・オートマトン(英: cellular automaton、略称:CA)とは、格子状のセルと単純な規則による、離散的計算モデルである。
    計算可能性理論、数学、物理学、複雑適応系、数理生物学、微小構造モデリングなどの研究で利用される。
    非常に単純化されたモデルであるが、生命現象、結晶の成長、乱流といった複雑な自然現象を模した、驚くほどに豊かな結果を与えてくれる。



    はじめて学ぶオートマトンと言語理論
    藤原 暁宏
    森北出版
    2015-07-30
    ¥ 2,592


    様々な問題、課題が出てくる中、それらの解決方法は、知性の発達によって、編み出すことが可能でしょう。
    知性の発達を促す教育方法を構築するために、ユーリア・エンゲストロームの「拡張的学習」を参考にして検討してみたいと思います。

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