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    善意の拡散~「ペイフォワード」「恩送り」

    このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 善意の拡散~「ペイフォワード」「恩送り」 あとで読む
    他人から受けた恩の返し方、感謝の表明の方法について、自分と似た考え方をしている人がいました。
    違いは、自分の場合、まずは1人でOKという点だけかな?

    ペイ・フォワード [DVD]

    ワーナー・ホーム・ビデオ

    ¥ 2,700


    ペイ・フォワード 可能の王国 - Wikipedia

    『ペイ・フォワード 可能の王国』(ペイ・フォワード かのうのおうこく、原題: Pay It Forward)は、キャサリン・ライアン・ハイドの小説、および2000年製作の同タイトルの映画。ミミ・レダー監督。

    あらすじ
    ラスベガスに住むアルコール依存症の母と、家を出て行った家庭内暴力を振るう父との間に生まれた、少年トレバー。

    中学1年生(アメリカでは7年生)になったばかりの彼は、社会科の最初の授業で、担当のシモネット先生と出会う。
    先生は「もし自分の手で世界を変えたいと思ったら、何をする?」という課題を生徒たちに与える。
    生徒達のほとんどは、いかにも子供らしいアイディアしか提案できなかったが、トレバーは違った。
    彼の提案した考えは、「ペイ・フォワード」。
    自分が受けた善意や思いやりを、その相手に返すのではなく、別の3人に渡すというものだ。

    作品誕生のきっかけ
    原作者キャサリン・ライアン・ハイドは「ペイ・フォワード」誕生についてこう語っている。
    治安の悪い町で車がエンストしてしまったハイドは、車に近付いてくる男2人に恐怖心を抱く。
    しかし男はエンストしてしまったハイドの車を快く修理してくれたのだった。
    そこから、この“善意を他人へ回す”という思考が誕生した。



    いわば、「親切」のネズミ講みたいなもんですね?

    Catherine Ryan Hyde
    http://www.catherineryanhyde.com/

    Catherine Ryan Hyde - Wikipedia

    Catherine Ryan Hyde (born 1955) is an American novelist and short story writer, with more recent forays and notable success in transitioning from traditional publication towards the world of eBook publication.
    Her novels have enjoyed bestseller status in both the U.S. and U.K., and her short stories have won many awards and honors.
    Her book Pay It Forward was adapted into a movie and her novel Electric God is currently in development.

    Pay It Forward
    According to published interviews, the genesis of the idea for the novel came when Catherine's car caught fire in what she described as the "bad neighborhood" in which she lived, and two total strangers came to her assistance, then left before she could even thank them.



    ペイ・フォワード―「可能の王国」 (BOOK PLUS)
    キャサリン・ライアン ハイド
    角川書店
    2000-12
    ¥ 1,080



    ●「恩返し」と「恩送り」
    本記事を書くにあたって検索していたら「恩送り」という発想があることを知りました。
    昔から立派な日本人がいたのですね?

    恩送り - Wikipedia

    恩送り(おんおくり)とは、誰かから受けた恩を、直接その人に返すのではなく、別の人に送ること。

    概要
    「恩」とは、めぐみ、いつくしみのことである。
    誰かから受けた恩を、自分は別の人に送る。
    そしてその送られた人がさらに別の人に渡す。
    そうして「恩」が世の中をぐるぐる回ってゆくということ。

    「恩送り」では、親切をしてくれた当人へ親切を返そうにも適切な方法が無い場合に第三者へと恩を「送る」。
    恩を返す相手が限定されず、比較的短い期間で善意を具体化することができるとしている。
    社会に正の連鎖が起きる。

    江戸時代では恩送りは普通にあったと井上ひさしは述べている。

    実際、例えば『菅原伝授手習鑑』などにも「恩送り」という表現は見られる。

    「(略)利口な奴、立派な奴、健気な八つや九つで、親に代つて恩送り。お役に立つは孝行者、...(略)」 (出典『菅原伝授手習鑑』「寺子屋の段」)

    また、「恩送り」と意味が相当程度に重なる別の表現が古くから日本人にはしっかり定着している。
    『情けは人の為ならず』というものである。

    『情けは人の為ならず』とは「情け(=親切)は、いずれは巡り巡って(他でもない)自分に良いことが返ってくる(だから、ひとに親切にしておいた方が良い)」という意味の表現である。

    「恩送り」や「情けは人のためならず」といったモラル・常識は、各地の人間社会が古くから持っている良識のひとつ。
    類似した考え方は、日本以外の国々、様々な国・共同体にも見られる。
    英語ではA kindness is never lost(親切は決して失われないので実行しよう)と表現している。

    ただし、現代の先進国などでは人々が、こうした良識やモラルを忘れがちになり、極端に利己的で近視眼的になる傾向があることや、それが社会的に見ると様々な害を引き起こしていることはたびたび指摘されている。

    そのような状況の中、近年、英語圏では「恩送り」に相当する概念が、Pay it forward(ペイ・イット・フォーワード)の表現で再認識されるようになった。

    Pay it forward or paying it forward refers to repaying the good deeds one has received by doing good things for other unrelated people.

    この"Pay it forward"をテーマに小説『 ペイ・フォワード 可能の王国』が書かれ、この本のアイディアをもとにペイ・イット・フォーワード財団が設立された。
    この財団は学校の生徒、親、教師に、このPay it forwardの考え方を広める活動をしている。

    日本でも近年、「恩送り」という考え方に言及している本はいくつもある。



    井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室 (新潮文庫)
    井上 ひさし
    新潮社
    2001-12-26
    ¥ 562


    非常識力
    中村 文昭
    PHP研究所
    2007-06-16
    ¥ 1,404



    ●拡散の計算
    善意の拡散は、数学的に考察してみると面白いです。
    拡散の仕方は、右上がりの曲線になるグラフで表せます。
    拡散の仕組みとして、右上がりになる関数を適用できれば、何でも良いと思います。

    等比数列 - Wikipedia

    等比数列(とうひすうれつ、または幾何数列(きかすうれつ)、英: geometric progression, geometric sequence)は、数列で、隣り合う二項の比が項番号によらず一定であるようなものである。



    ネズミ講 - Wikipedia

    ネズミ講の「ネズミ」はねずみ算式に増幅することの例え。「講」自体に悪い意味はあまりない。



    ねずみ算 - Wikipedia

    ねずみ算(ねずみざん)は和算の一つで、「ある期間に、ネズミがどれだけ増えるか」ということを計算する問題である。
    初出は吉田光由が著した『塵劫記』とされている。



    ねずみ算

    まず最初に、1人が2人の他人に親切にして、
    次に、その他人がまた他の2人の他人に親切にして、…
    次に、k番目の他人がまた他の2人の他人に親切にして、…
    という連鎖の場合、拡散した人数は、
    「Σ2^k(2のk乗の和)」(k=1,2,3,…,n)
    という数式で表せます。

    Σ2^kを求めよ - Yahoo!知恵袋

    Σ2^k
    =Σ2*2^(k-1)

    これは、
    初項2、公比2、項数nの等比数列の和であるから、
    =2*(2^n-1)/(2-1)
    =2^(n+1)-2



    日本の人口を1億3000万人程度、地球の人口を70億人程度と見積もると、
    26人番目程度に拡散すれば日本中に行き渡り、32人番目程度に拡散すれば世界中に行き渡る計算になります。

    対数関数 - 高精度計算サイト
    対数関数(グラフ) - 高精度計算サイト

    2の26乗=67,108,864 (0.6億)
    2の27乗=134,217,728 (1.3億)
    2の28乗=268,435,456 (2.6億)
    2の29乗=536,870,912 (5.3億)
    2の30乗=1,073,741,824 (10億)
    2の31乗=2,147,483,648 (21億)
    2の32乗=4,294,967,296 (42億) → IPv4の数ですねw
    2の33乗=8,589,934,592 (85億)
    2の34乗=17,179,869,184 (171億)

    大雑把には、善意の拡散が30回ぐらい連鎖すれば地球を一周しますね。

    2人の他人に親切にする場合、対数計算は底=2で計算してます。
    もっと多くの人に親切にした場合、対数計算の底が大きり、拡散のスピードも大きくなります。

    もしも、善意の拡散が地球を一周すれば、やがて自分にも巡り巡って来るでしょう。

    地球規模ではなく、もっと狭い範囲の地域社会の中であれば、
    ・国別
    ・都道府県別
    ・市区町村別
    というカテゴリーで、もっと早い段階で、自分に戻ってくるでしょう。


    ●善意の可視化
    善意の伝達を可視化する試みの一つが、ビル・ゲイツの創造的資本主義でしょうか?
    創造的資本主義 - 浜村拓夫の世界

    日本だと、鈴木健氏のPICSYも、コンセプトが似てるかも?
    http://www.picsy.org/

    PICSYは、伝播投資貨幣(Propagational Investment Currency SYstem)の略で、価値が人から人へと伝播していくという興味深い性質をもった新しい貨幣システムです。
    コンセプトが新しいのでまだ実用段階まではいっていませんが、PICSY Projectは、PICSY実現のための技術的、経済学的検証を進めています。




    ●善意の基準
    1人の人間の寿命は、有限です。
    従って、一生の中で発揮される1人の人間の能力も、有限です。
    自分の問題すら解決できない人間が、他人の問題を解決することはできません。
    (もしも、できると考えるのなら、それは傲慢というべきでしょう。)

    ・まずは、自分の問題を解決する。(他人に迷惑をかけない)
    ・次に、他人の問題解決を手伝う。(善意の拡散)


    「問題」すなわち、何を困ったこと(=苦しみ)と定義するかは、人それぞれで違います。
    (なぜなら、経験の構成がまったく同じ人間は存在しないからです。)
    苦しみの定義とその証明は難しいので、とりあえずは初心者は「黄金律」を出発点とすれば良いでしょう。

    ・自分がされたら嫌だと思うことは、他人にもしない。
    ・自分がされたら嬉しいと思うことを、他人にもやる。

    黄金律 - Wikipedia

    黄金律(おうごんりつ、英: Golden Rule)は、多くの宗教、道徳や哲学で見出される「他人にしてもらいたいと思うような行為をせよ」という内容の倫理学的言明である。現代の欧米において「黄金律」という時、一般にイエス・キリストの「為せ」という能動的なルールを指す。

    イエス・キリスト
    「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい」(『マタイによる福音書』7章12節)

    孔子
    「己の欲せざるところ、他に施すことなかれ」(『論語』巻第八衛霊公第十五 二十四)

    ユダヤ教
    「あなたにとって好ましくないことをあなたの隣人に対してするな。」(ダビデの末裔を称したファリサイ派のラビ、ヒルレルの言葉)、「自分が嫌なことは、ほかのだれにもしてはならない」(『トビト記』4章15節)

    ヒンドゥー教
    「人が他人からしてもらいたくないと思ういかなることも他人にしてはいけない」(『マハーバーラタ』5:15:17)

    イスラム教
    「自分が人から危害を受けたくなければ、誰にも危害を加えないことである。」(ムハンマドの遺言)

    文学者
    戯曲家の ジョージ・バーナード・ショーは「黄金律というのはないというのが黄金律だ」"the golden rule is that there are no golden rules".といい、別の「人にしてもらいたいと思うことは人にしてはならない。人の好みというのは同じではないからである」 "Do not do unto others as you would that they should do unto you. Their tastes may not be the same" (Maxims for Revolutionists; 1903). という言葉を残している。



    欧州連合の父、青山栄次郎 - 浜村拓夫の世界

    ・「黄金律」と「因果律」は、似ているが、別物である。



    ジョージ・バーナード・ショーが指摘している通り、実際には、「黄金律」は観念の一つに過ぎず、万人に適用できる法則ではありません。
    「問題」を解決する「善意」の定義には、「黄金律」ではなく、「黄金律」の概念を含む「因果律」を適用すべきなのです。
    (現代の人間の行動を観察すると、現段階では、まだ人間が「因果律」を理解して活用するのは難しいと思われます。)

    プログラマーであれば、問題とは何かを考える際に、ワインバーグのアイデアが参考になるでしょう。

    ライト、ついてますか―問題発見の人間学
    ドナルド・C・ゴース / G.M.ワインバーグ
    共立出版
    1987-10-25
    ¥ 2,160

    この本は問題発見についての本である。
    問題は解くより発見する方がずっとむずかしく、ずっと面白い。



    「ライト、ついてますか」から学ぶ問題発見の心得 - Kim's Tech Blog

    問題とは何か?
    A problem is a difference between things as desired and things as perceived (3章)
    訳:問題とはそうあるべき状態と今ある状態の差である

    そもそも問題とはなんでしょうか?著者は問題を上記のように定義しています。 問題をこのように定義するといいことがひとつあります。それは、見方を変えることで問題が解決する可能性があることです。



    (1) 人間の行動原理=喜びと苦しみの定義
    (2) 苦しみの減少=問題(苦しみ)の定義と、変更方法(苦しみの減少方法)の発明
    (3) 自分の問題解決を実行する=最初の1人目
    (4) 他人の問題解決を手伝う=次の2人目=善意の拡散
    という、たった4つのステップを実行すれば良いので、不可能ではないでしょう。

    ステップ(1)から(3)の間で、他人からの助力を得ていたのなら、
    その成果を独り占めせずに、ステップ(4)で他人に提供することで、
    ステップ(1)から(4)の善意の拡散が、世代交代を通じて継承されると。

    インターネット等の情報伝達システムや、ビットコイン等の価値伝達システムを活用して、善意の拡散を支援する仕組みを構築してみたいと思います。
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