ようこそ!浜村拓夫の世界へ

    ブログ内検索

    最近の記事

    ブックマーク数の多い記事

    Blog Translation

    Powered By FC2ブログ

    Powered By FC2ブログ
    ブログやるならFC2ブログ


    FC2ブログ LOGIN

    with Ajax Amazon

    納期に間に合わせるプログラミング

    このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 納期に間に合わせるプログラミング あとで読む
    GoogleやMicrosoftのシステム開発では、どのような進捗管理が行われているのだろうか?

    Microsoftの開発現場ではVSSではなくCVSが,プロジェクト管理はMS ProjectではなくExcelが使われている

    まず,コードレビューをかなり重要視しているようです。
    コードレビューはチーム全員で行うため,チームの能力が徐々に平均化していく効果があるようです。



    プログラマは,コードを書く時間を1日最低4時間は確保しなければいけないようです。
    最後は不要な機能を削って工数を減らし,納期に合わせてリリースすることが多いとのこと
    過去2年で納期遅延を起こしたことは一度もないらしく,
    重要な機能から優先して取りかかる
    というルールがあれば非常に有用なのかもしれません。



    ちょっと意外なところでは,ソースコード管理にVSS(Visual SourceSafe)ではなくCVSを使っていたり,工数管理をMS Project(Microsoft Office Project)ではなくExcelでやっていたりするのは,少し微笑ましく思います。



    なるほど、なるほど…

    ・やっぱExcelはProjectよりも使いやすいですよね!!!
    ・重要な機能から取り掛かる=大きな山から切り崩していくと。
    ・みんなでコードレビュー=ペアプログラミング効果ありと。

    誰かと一緒にコードレビューすることは、とても効果が高いだろうなー。
    いろんな気づきがあるだろうし煮詰まっているときにはアドバイスがもらえるだろう。

    メールベースでコードレビューしている方法は、もっと便利にすることができるかもしれないと思う。
    共同作業=レビューを支援するツールはあるだろうか?

    Excel VBA その3

    このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - Excel VBA その3 あとで読む
    前回の記事を書いたときに比べて、だいぶVBAの使い方が分かってきた。

    Excel VBA その2

    ・VBAは、VisualBasicのサブセットという位置づけで、WordやExcel、Accessに固有の機能が使えるように、特別な関数やオブジェクトが別途用意されているということだった。
    ・VisualBasicのオブジェクト指向の機能・仕様については、まだ調べてみる必要が残っている。

    ●VBScript
    VBのコードの書き方に慣れてくると、VBScriptでちょっとしたツール、バッチプログラムも組めるようになった。
    ただし、MicroSoftの意向では、WSH(VBScript、JScript等のWindows付属のインタープリター)は、今後PowerShell(C#もどきの新しいインタープリター)に置き換えていきたいらしいので、VBScriptは強化される予定はないかもしれない。

    さて、VBAだが、
    ・インターネットの操作
    ・データベースの操作
    は、一応OKになった。

    ●VBAでインターネットの操作
    インターネットの操作は、HTTPの通信に関して、InternetExplorerオブジェクトを利用することで、たいていのことができる。

    (参考)
    三流君VBAでIE操作 InternetExplorer.Applicationを操作する

    ただし、IEを使うとCPUの稼働率が100%になる場合があるので、処理は重たいのかもしれない。
    IEを使わない方法として、
    ・WinSock(Windowsのソケット通信)
    ・WinInet等のAPI
    など別の方法も紹介されていた。
    =HTTP通信の処理は一つのクラスとかにしておいて、後で入れ替えればいいかもしれない。
    =引数としてURLを渡せば、戻り値としてレスポンス結果(HTML)を返す関数とかクラスのようなもの。

    富豪的プログラミングで対処するなら、とりあえずマルチコアのCPUを使えば良い。
    =IEオブジェクトを生成しても、CPUの稼働率はすぐには100%にならなかった。

    ●VBAでデータベースの操作
    とりあえずExcel VBAからAccessを利用する方法を調べた。
    以下の本が大変参考になった。
    仕事に役立つExcel&Accessデータベース連携テクニック

    AccessのSQLは、MySQLに比べて使いづらいと思った。(Access2003でテスト)

    ・LIMIT句が使えない。
    なんとAccessにはLIMIT句がない!
    その代わりに、結果セットのデータ数を絞り込む「TOP」という構文が用意されていた。

    MySQLで
    「SELECT * FROM table LIMIT 1」
    と書くところを、Accessなら
    「SELECT TOP 1 * FROM table」
    と書く。

    AccessのTOPという句はくせもので、ランキングのような機能になっており、LIMIT句とは違う。

    ALL、DISTINCT、DISTINCTROW、TOP 述語

    先頭または末尾から指定の数までの間にあるレコードを、ORDER BY 句によって決められた順番で返します。


    TOP 述語は、同じ値を持つレコードをすべて選択します。



    データのページ送り(ページング)は、変なSQLを書かなきゃいけないみたいなので、将来的にはAccessよりもMySQLを使った方が良いような気がする。

    SQLで件数を指定する方法

    サブクエリにせずに JOIN で結合させると10,000 件のデータでも、表示に1秒かかりませんでした



    Excel VBAからMySQLを利用するには、MySQLのODBCドライバ(MySQLの開発元が配布している)をインストールして設定すればOKらしい。
    とりあえずExcel VBAからデータベースを利用するなら、Accessが手軽だったので、しばらくはAccessを使ってみることにする。
    =場合によっては、Access VBAを使って、機能の一部をデータベース側に持たせても良いだろう。

    Excel VBAからMySQLを利用する方法は、そのうちテストしてみたい。
    =AccessとMySQLのパフォーマンスを計測してみるとか。

    仕事に役立つExcel&Accessデータベース連携テクニック仕事に役立つExcel&Accessデータベース連携テクニック
    (2004/02)
    古川 順平

    商品詳細を見る

    お気に入りサイトの管理ツール

    このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - お気に入りサイトの管理ツール あとで読む
    インターネットは便利だが、お気に入りのリンク数が増えてくると、管理が面倒くさくなる。
    はてなブックマークのタグ分類は便利だが、価値の重みを持たせづらいように感じる。
    マインドマップみたいに、タグを放射状の枝で階層的に分類できたら便利だと思う。
    探してもそういうツールは見当たらなかったので、自分で作るしかないか?

    ・URLにコメント(メモ)を付けられる。
    ・URLを階層構造で分類できる。
    ・URLをタグでも分類できる。
    ・タグをマインドマップのインターフェースで分類できる。

    いろいろ付けるとなると、結構面倒くさそうだな。
    これだと誰も作らないわけだ。(笑)
    とりあえず自分用のを作ってみて、便利だったらソーシャルブックマークとして公開してみるか?
    APIを用意したり、ウィジェットを用意したり、XMLでデータを吐き出したり、SNSにしたり、とか?

    …AIRで作ったらAdobeから金をもらえるだろうか?(^^;

    ソルジェニーツィン、死亡

    このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - ソルジェニーツィン、死亡 あとで読む
    「収容所群島」という本を書いた作家、ソルジェニーツィン氏が死んだ。
    89歳なら、まあまあ長生きした方かな?

    ソルジェニーツィン氏死去 ロシアのノーベル賞作家

    2008年8月4日11時21分

     【モスクワ=大野正美】大作「収容所群島」などでソ連の全体主義体制による民衆抑圧を告発したロシアのノーベル賞作家アレクサンドル・ソルジェニーツィン氏が3日午後11時45分(日本時間4日午前4時45分)、急性心不全のため、モスクワ郊外の自宅で死去した。89歳だった。

     子息のステパン氏が、イタル・タス通信などに明らかにした。

     ロシア革命の翌1918年、ロシア南部キスロボツクに生まれ、ロストフ大物理・数学科を卒業直後に独ソ戦に招集された。45年にスターリンを批判した疑いで告発され、8年の収容所生活を送った。フルシチョフによるスターリン批判の翌57年に名誉回復し、「雪解け」の自由化政策に乗って62年にデビュー作「イワン・デニーソビッチの一日」を発表。ソ連の強制収容所の実態を生々しく描いて世界的なベストセラーとなった。

     しかし、67年にソ連作家同盟大会に書簡を送って検閲の廃止を求めてから当局と激しく対立。長編「ガン病棟」などの発表を国内で許されないまま、70年にノーベル文学賞を受賞。強制収容所を使ったソ連国民に対する弾圧の歴史を暴露した「収容所群島」の国外での発表を続けたが、74年に逮捕、国外追放された。

     76年から米バーモント州に家を構え、20世紀のロシアの運命を扱った歴史小説「赤い車輪」の執筆に打ち込む一方、評論や講演で「合理主義に毒された」西欧世界を激しく批判した。90年には、翌年のソ連崩壊を先取りする形でソ連を解体しロシアなどスラブ系3国による同盟を提案、大きな議論を巻き起こした。

     20年の亡命生活を終えて94年にロシアに帰国後は、回想録などの執筆を続ける一方、評論やインタビューで、ソ連崩壊後の急速な市場経済化やチェチェン戦争でロシアが陥った荒廃に警鐘を鳴らした。

     ここ数年は高齢と体調不良のため自宅にこもり、新作の発表もまれになっていた。ただ、05年には「1917年の革命前と同様、国家と社会の対立が深まっている」と民主主義の現状を批判したインタビューが反響を呼んだ。

     07年6月には文学上の功績に当時のプーチン大統領(現首相)からロシアの国家賞を贈られ、「わが国が20世紀におかした自滅から教訓をくみ取り、それを繰り返さないことへの希望につながる」との談話を出していた。



    〈亀山郁夫・東京外国語大学学長(ロシア文学・ロシア文化論)の話〉 ソ連崩壊をだれよりも早く見通した偉大なる予言者だった。

     もともとは社会主義を「健康的に」支持する若者だったが、収容所体験などを経て、ロシアの暗部を暴露していくことになる。スターリン時代の反省なくして国家は成り立たないと考え、歴史作家として歩んでいった。

     しかし、ソ連崩壊がもたらした社会は望んだものではなく、彼はがくぜんとし、ある種の反省も生まれた。プーチン時代に入り、民族が精神的に大きくまとまることに期待をかけようとしたところで、死を迎えた。

     文学者としては20世紀後半のロシアを代表する作家であり、「20世紀のドストエフスキー」と言っていい。総じて、全体主義に絡め取られない人間の自由を古典的なヒューマニズムの精神において描いた。



    実際に収容所生活を体験したソルジェニーツィン氏は、人間の泥臭い面、醜さをよく知っていたことだろうと思う。

    スティグマとヴァルネラビリティ

    このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - スティグマとヴァルネラビリティ あとで読む
    人間は平等にできていない。
    全ての人間を等価、同じ状態にすることはできない。
    人間を観察するならば、必ず個体差が存在することに気づくはずである。

    個体差が存在する限り、人間の不平等は完全にはなくならない。
    従って、人間の不平等をなくそうとする運動は、全てが失敗するのである。
    では一体、人間は平等にはならないという前提で、どのようにして不平等と向き合っていけばよいのか?

    結論から言えば、
    (1)「個体差を生み出しているものは何か?」を知り、
    (2)生後の努力によって、個体差=自分に足りないものがあれば自分で補うしか方法がない。
    他人に与えてもらうものは、あくまでも二次的なものであり、期待しているともらえなかったときは失望に変わるだけだ。

    社会的弱者、弱い立場に置かれている人たちには、何らかの共通性や特徴、欠点があるのだろうか?
    「社会心理学」という学問分野では、人間の不平等について、いろいろと考察が重ねられてきた。
    弱者の特徴は、「スティグマ」や「ヴァルネラビリティ」という概念によって指摘されている。
    自分の欠点を知り、改善するための参考として活用できるだろうか?

    スティグマ - Wikipedia

    ・ 奴隷や犯罪者の徴、 烙印、刻印。
    ・ 聖痕 - イエスが磔刑となった際についた傷。
    ・ 不名誉や屈辱の徴。汚点、汚名。アーヴィング・ゴッフマンが「スティグマの社会学」で用いた。



    スティグマとは - はてなダイアリー

    他者や社会集団によって個人に押し付けられた負の表象・烙印。
    いわばネガティブな意味のレッテル。

    もともとは、奴隷や犯罪者であることを示す刺青などの肉体的刻印のことを指す言葉であった。
    現在流通している用法は社会学者ゴフマンが1963年『スティグマの社会学』の中で提示した。
    彼は、スティグマを負った人々への劣等視が社会的に正当化されていることを論じた。
    その結果、スティグマを負った人々は差別という形で様々な社会的不利を被ることになるのである。



    他人から与えられた評価を、自己評価(=自分で自分のことをどう思うか?)と結び付けなければいい。
    プライドの高い人~「他人に良く思われたい」、孤独に耐えられない人~「他人と仲良くしたい、愛されたい」という欲求の強い人は、他人から与えられる評価に翻弄されやすい。
    悪口を言われても、一人ぼっちになっても死ぬわけじゃないし、他人と自分を比べるだけでは、自分が何かを得られるわけではない。
    ノーベル賞をもらったり、金メダルをもらって喜ぶような人は、他人の評価に翻弄されて喜びを得ている半面、逆に叩かれたらすごく気にしてしまうのではないか?

    Socius_社会学感覚20スティグマ論

    役割としての社会的弱者
    子ども・高齢者・病者・障害者・低所得者・失業者・公害被害者といった役割
    …におかれている人びとは一般に「社会的弱者」とよばれている。
    能力中心主義の近代産業社会にあって、社会的弱者はなんらかの不利益をこうむることが多かった。
    そこで現代社会では、さまざまな福祉サービスを保障することによって、実質的な平等への努力がなされつつある。
    とはいうものの、社会的弱者は一般に暴力や犯罪の対象にされやすいし、こと企業社会においては、あいも変わらず成年男子の健常者中心の組織文化が支配している。



    スティグマとは、望ましくないとか汚らわしいとして他人の蔑視と不信を受けるような属性と定義される。
    これは、ある属性にあたえられたマイナス・イメージと考えてよい。
    スティグマとなりうる属性としては、病気・障害・老齢などの肉体的特徴、精神異常・投獄・麻薬常用・アル中・同性愛・失業・自殺企図・過激な政治運動などから推測される性格的特徴、人種・民族・宗教に関わる集団的特徴などがある。



    ゴッフマンによると、ある特定の特徴がスティグマを生むのではないという。
    たとえば、目や足が不自由なこと自体がスティグマなのではない。
    それに対する他者のステレオタイプな反応との関係がスティグマという現象なのである。
    つまりスティグマの本質は「その人の特徴に対する否定的な周囲の反応」といっていいだろう。
    だから、老一般が日本社会でスティグマになるのは、日本社会が老いの積極的意味をみいだせないでいるために、老いに対して周囲が否定的な反応しかできないことによるのである。



    誰にも訪れる「老い」。
    老いによってもたらされるスティグマは、他人の評価はともかく、自分でも無視するのは困難だろう。

    ヴァルネラビリティとは - はてなダイアリー

    社会学や現代思想の分野では「可傷性・暴力誘発性・傷つきやすさ」などと訳される。
    軍事用語やコンピュータ用語としては「脆弱性」と訳されるのが一般的。
    →vulnerability



    Socius_社会学感覚20スティグマ論

    ヴァルネラビリティと有徴性
    人類学では、攻撃を招きやすい性格のことを「ヴァルネラビリティ」(vulnerability)という。
    「攻撃誘発性」とか「被撃性」と訳される概念である。


    ヴァルネラビリティの基本要素はなにか。
    それは記号論の用語でいう「有徴性」である。
    徴(しるし)のあるのが有徴、ないのが無徴である。
    有徴な項が析出して、それによってはじめてその他大勢が「〈それ〉でないもの」として定義される。
    「フツー」とはそういうものなのである。
    ある特性だけがいつも有徴なのではない。
    状況によってなにが有徴となるかは異なる。


    たとえば、ゴッフマンがスティグマの例にだしているように、大卒という属性も、おかれている集団によってスティグマになる。
    また、帰国子女がしばしばいじめの対象になり、差別されていると感じるのが英語の時間であることは、かれらが「生きた英語」を知っているという優越のためである。
    また「女教師」「女医」ということばは、男性中心の教員の世界・医師の世界において女性が少数で有徴だったことを示している。



    「この世の現われは、嫉妬と妬みだけ」
    「出る杭は打たれる」

    人間は、生まれたときからこの世が不平等にできていることをよく知っているがゆえに、他人に対する羨望、嫉妬、ねたみを持つ。
    しかし、自分が弱者であるとか、誰かと比べて劣った人間であると自覚しても、卑屈になる必要はない。
    =卑屈さはプライドの裏返しであり、卑屈な人というのは、実はとてもプライドの高い人間なのである。

    個体差が存在するということは、言い方を換えれば、カルマが存在していると言うこともできる。
    人間の置かれている状況を、外的に観察すると「スティグマ」「ヴァルネラビリティ」という特徴に気づく。
    視点を変えて、内的に観察すると「カルマ」という要素に気づく。
    この外的な観察、内的な観察の両方が欠如している人は、不平等の仕組みを理解して、自分が置かれている状況を変えていくことが困難なのではないだろうか?

    新型うつ病

    このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 新型うつ病 あとで読む
    「一億総半病人時代」という言葉を聞く。
    病気まで行ってないが、完全な健康ではなく、どこか調子が悪い人々がとても多いという。
    なぜ日本人は、メンタルヘルスを自己管理できないのか?
    言い方を換えれば、自分の精神状態をコントロールできない人々が増えているということだろうか?

    仕事中はうつ 会社の外では元気 「新型うつ病」大流行の裏側

    8月10日12時15分配信 J-CASTニュース

     「新型うつ病」なるものが蔓延しているのだという。クリニックの予約を取ろうとしても患者が多すぎ、新患は3ヶ月も待たされる場合もあるそうだ。仕事中にだけうつになり、会社の外では元気、というのが特徴で、若い世代に目立つというこの「新型うつ病」、なぜ増えているのだろうか。

    ■自分を責めるのではなく、身近な人間を攻撃

     精神科医の香山リカさんは、著書「うつ病が日本を滅ぼす!?」(2008年5月20日刊)にこんなことを書いている。

      「本当にこれが『うつ病?』と自分で書いたはずの診断書を改めて見返してしまう」

     これまでの「うつ病」といえば、几帳面でまじめな人がかかりやすく、落ち込み、自分を責め、自殺に至るケースが多いというイメージだった。しかし、07 年から急激に増えだしたとされる「新型うつ病」は、仕事中だけうつで、帰宅後や休日は普段通り活発に活動する自分を責めるのではなく、身近な人間や社会に対して攻撃的な態度になり、休職したとしても会社や同僚かける迷惑などあまり感じない、というのが典型らしい。

     朝日新聞の08年5月17日付けには、精神科クリニックが患者でパンク状態になっているのは「新型うつ病」患者が急増したからではないか、と書かれている。「新型」は20~30代に目立ち、都内のあるクリニックでは患者の4割前後を占めるのだという。

     厚生労働省の調べによると、うつ病、躁うつ病の患者総数は99年の44万1千人に対し05年は2倍の92万4千人に増加。製薬会社ファイザーが12歳以上の一般生活者4,000人を対象に、07年2月7日から07年2月16日にかけて行ったインターネット調査では、「一般生活者の12%、約8人に1人がうつ病・うつ状態の可能性」があるという結果が出ている。

    ■昔から別の病名として扱われていた?

     こうした状況を、一体どう考えたら良いのか。「うつ病の真実」「専門医が教えるうつ病」などの著書がある防衛医科大学校病院副院長で、「日本うつ病学会」理事長の野村総一郎さんに聞いた。それによると、うつ病は症状や病気になる過程によって「メランコリー型うつ病」「双極性障害」「気分変調症」「非定型うつ病」の大きく4つに分類され、「新型」と呼ばれているのが「気分変調症」「非定型うつ病」に当たるのだという。そして、実はこうなんだそうだ。

      「新型と呼ばれているようですが、それは、うつ病という診断はしてこなかっただけで、昔から別の病名として扱われていたんです。患者数は増えてはいますが、実態としてはここ数年で急に増えた、ということでもないんです」

     うつ病と診断する基準は各国まちまちで、現在は米国精神医学会の診断マニュアル「DSM」を参考にするのが世界の趨勢なのだという。各国の医療関係者がこれを参考にし始めたのは、80年に画期的な変貌を遂げた第三版から。94年改定の第四版もほぼ同じ内容になっている。日本では「DSM」を参考にする医師は少なく、「新型」と呼ばれる症状については、パーソナリティー障害、抑うつ神経症などと診断していたのだそうだ。

     それが数年前からようやく日本でも「DSM」を参考にする医師が増え、患者に伝わることによって、いきなり「新型」が大流行しているかのような錯覚をする人が増えたのではないか、と、野村さんは見ている。さらに、「DSM」は2011年に改定され第五版が出るが、「新型」と呼ばれているものが、うつ病として分類されるかのかもわからないのだという。



    若者に急増する“新型うつ”の事実

    受診待ちが出るほどの“うつ病”の急増。その背景には精神科に受診しやすくなったこともあるが、顕著なのはいまや4割を占めるといわれる“新型”の出現。いったい従来のうつ病と比べて、どう違うのか。

    症状
     近年、臨床医を悩ませている急増中の“新型”。特徴的なのは、仕事や日常生活がままならないことに対して従来型の『自分を責める』のではなく、『他人や環境のせいにする』傾向が強いこと。「会社が悪い」「上司が悪い」「異動させられたのが悪い」などの言葉が口癖のようにかいま見られる。

     「ほとんどが20-30代前半の若い世代に発症して、逃避型や回避型などと呼ばれている」と話すのは、日本精神神経学会理事で池上クリニック(川崎市)の池上秀明院長。さらに、気分の落ち込みが継続する従来型と違って、会社で仕事をしていると重くなる。

    原因
     本来、うつ病の原因には、真面目で責任感が強いなど本人の素質による“内因”と、職場環境や人間関係などの“外因(環境因)”があり、双方がからみ合って発症している。

     外因が強いようなケースでは環境を変えてやるだけでも“抑うつ状態”は比較的よくなる。一方、内因の方が強い場合には薬は効くが重症化しやすい。ところが新型の場合、一見、会社に問題があるように思えるが、そこがフェイント。「本当の原因は当人の心の構え方にあるので、たとえ会社の環境を変えてもあまりよくならない」など、原因の究明が一層複雑になっているのが特徴だ。

    治療
     “うつ”の悪化自体は抗うつ薬で抑えられるが、根治的な治療をするにはカウンセリングを要し、時間もかかる。

     「試行錯誤を繰り返しながら年齢を重ね社会に妥協できるようになれば、少しずつ心の構え方も改善されていく」と長い目でみることが肝心だ。

     「周囲では少し“わがまま”に映るが、このタイプのうつ病が増えていることの理解とサポートが重要」と池上院長。

     上司と部下の溝を深める新型のうつ病。蝕まれる前に会社単位の対策が必要だ。



    人間のエゴ(自我意識)というものは、
    自分さえ良ければ他人はどうでもいい
    という認識が基本になっている。
    エゴを持つ人間が集まって、ことをなすわけだから、当然ぶつかり合いが生じる。
    これは人間の心、行動を観察すれば、誰でも気づくはずだ。

    自分がなぜ苦しむ状況に立っているのか?…基本的、根本的な仕組みを理解できない人が増えているのだろうか?
    実際には、苦しみの原因を理解できないほど知性が低いのではないと思う。
    全ての人間は、「自分さえ良ければ、他人はどうでもいい」と考えている存在であり、結果的に自他ともに傷つけ合っていることを認めたくないだけだと思う。
    つまり、本来は自分の中にあるエゴ、苦しみの原因に気づいているはずなのに、原因を取り除こうとしていないだけだ。

    (1)心→(2)口(言葉)→(3)体(行動)という三層に分割して、人間の動作原理を観察した場合、投薬によるうつ病治療は、(3)の部分には作用するが、(1)(2)の部分にはアプローチできない。
    (1)に属するエゴは、投薬によって消滅しない。
    これでは、うつ病がなくなるわけがない。

    FC2Ad